
令和2年 10月24日(土)~27日(火) 大阪
楊維傑 来日講習会
The Complete Course of Tung’s Acupuncture
(全董氏奇穴習得コース)
主催 董氏楊氏奇穴勉強会
来日講習会中止のお知らせ
10月に開催予定の楊維傑先生による「楊維傑 来日講習会」に関しまして、米国から日本への入国制限及び行動制限が解除されておらず、誠に遺憾ながら今年の開催は中止とし、来年以降への延期とさせていただきます。
皆様におかれましては、この困難な状況下にも拘らず、スケジュール調整により日程確保済と拝察いたしますが、何卒ご理解ご承知の程よろしくお願い致します。
尚、参加費に関しましては、来年も参加ご希望の方はそのまま預かりとさせていただきます(連絡ご不要です)。キャンセルご希望の方には返金させていただきますので、当HPのお問合せより返金のご依頼をご連絡下さい(返金処理を致します)。※キャンセルポリシーにも御座いますが、手数料(クレジットカード決済の場合は3.6%)を差し引いた形での返金となる場合がございますのでご了承いただけますと幸いです。
今後のスケジュール調整に関しましては、スタッフ一丸となりまして進めて行きたいと存じますので、引き続き、よろしくお願いもうしあげます。
皆様のご健康・ご健勝を心からお祈り申し上げます。
董氏楊氏奇穴勉強会 実行委員会
“全ての患者に本物の鍼灸を”
董氏楊氏奇穴とは
董氏奇穴は董家の秘伝として何世代にも渡って受け継がれ、洗練されてきた鍼灸の技法です。
董景昌先生は、多くの人々の利益を願い、この秘密の技法を明らかにすることにしました。
董先生は董家の伝統を破る先駆者となり、外部に秘伝の鍼治療法を教え始めました。彼は全生徒のうち73人を選び無償で教え、必要とする学生のためには下宿さえも提供しました。
楊維傑先生は73人の学生のうちの1人です。
楊先生の生徒は、董氏奇穴の理論を体系づけた先生のご尽力を讃え、董氏奇穴を董氏楊氏奇穴と呼んでいます。それに倣い、我々も董氏楊氏奇穴という呼称を用いています。
なぜ董氏楊氏奇穴なのか
董氏楊氏奇穴の鍼治療は使用する鍼数を少なくすることに焦点を当てており、外科的な疼痛症状であれば通常1~6本程度で瞬時に痛みを消失もしくは軽減させます。
本講習に参加することで、あなたは鍼治療の知識とスキルを伸ばすことができます。
つまりそれは、患者に対してより良いサービスを提供できるようになることに他なりません。
現在の日本においては、董氏楊氏奇穴を学ぶ場が限られており、ごく少ない鍼灸師しかこの強力な手法を学習していません。
董氏楊氏奇穴によって、あなたは他の鍼灸師とは一線を画す存在となるでしょう。
なぜこの講習なのか
本物の技術と知識は、書物に目を通しただけで得られるものではありません。
本講習では董景昌先生を直に知る楊維傑先生から手ほどきを受けることができます。
楊先生は董氏楊氏奇穴の指導に携わり40年以上のキャリアをお持ちです。これにより、董先生から受け継いだものだけではなく、楊先生ご本人による治験をも学べます。
本講座の受講により、あなたは自身のレベルを、「董氏楊氏奇穴を聞いたことがある程度」から「董氏楊氏奇穴でなぜ治るか知っている」ところにまで高めることも可能なのです。
誰が受講すべきか
伝説の董氏奇穴の伝承者である楊維傑先生から直々に董氏楊氏奇穴の基礎を学びたい方であれば、どなたでも参加可能です。
講義を理解するには鍼灸理論の基礎が必要となりますが、今回は鍼灸師以外に、董氏楊氏奇穴に興味のある医師にも門戸を開いています。
現代鍼灸に疑問を感じる・日頃の臨床でなかなか思ったように成果が上がらない・実際の鍼治療への理解を深めてみたい・患者の利益になるなら…等々、様々な思いがあるかと存じます。
楊先生の来日は非常に貴重な機会となりますので、是非ご参加ください。
講師

今回日本で開催される董氏楊氏奇穴の講習会では、楊維傑先生がすべての講座の講師を務められます。
楊先生が世界の他のイベントで董氏楊氏奇穴について発表したり、先生の教えを日本語に翻訳したりすることはまずありませんので、これは非常にまれな機会といえます。
我々は、楊先生による“THE COMPLETE COURSE OF TUNG’S ACUPUNCTURE(全董氏奇穴習得コース)”を受講する機会に恵まれたことを、とても光栄に思います。
講習の概要
楊維傑先生は、董景昌先生と御自身の長年の経験を中国医学理論によって補足し、多くの臨床例を挙げて説明します。
先生はまた、何十年にもわたって理論を発展させ、研究し、そして共有してきました。それは先生の知識の深さを物語っています。
本講習会の目的は、出席者が董氏楊氏奇穴のポイントを正しく理解し、理論、応用、そして一般的な治療法を短期間で学ぶことです。すでに鍼灸臨床を経験していて、これから董氏楊氏奇穴を学ぼうとする者に適した基礎コースといえます。
本講習会では、董氏楊氏奇穴の鍼治療の背景にある古典の理論の説明から始まり、各奇穴について深く掘り下げていきます。また、これらの知識は、楊先生による董氏楊氏奇穴の他のコース(五行鍼法、一針療法、応用董氏楊氏奇穴療法など)を受講・習得する上で必須のものです。

スケジュール
1日目
9:00-12:30
董氏楊氏奇穴の理論と手法
12:30-13:30
昼食
13:30-18:00
手指・手掌・前腕の奇穴
3日目
9:00-12:30
耳・頭部および顔面の奇穴
12:30-13:30
昼食
13:30-18:00
胸部・背部の奇穴
2日目
9:00-12:30
上腕・足底・足部の奇穴
12:30-13:30
昼食
13:30-18:00
下腿・大腿の奇穴
4日目
9:00-12:30
一般的に見られ、難しいとされる疾病の治療について
12:30-13:30
昼食
13:30-18:00
一般的に見られ、難しいとされる疾病の治療について
楊維傑先生
楊維傑先生は40年以上にわたって、中国伝統医学、研究、執筆および臨床に取り組んできました。
中国伝統医学コミュニティへの楊先生による最も顕著な貢献は、董家によって発見された特別な奇穴のための、哲学的および中国伝統医学的な基盤を築くことでした。この理論構築こそが今までになかったものであり、奇穴の謎を説明する基礎となりました。
略歴
中国山東省青島市生まれ。台湾で育つ。
台湾で認定された中医師(平均合格率は7%)。カリフォルニアおよびNCCA認定された鍼灸師および中医師。
北京中医薬医学大学院で医学博士号を取得。
北京大学で哲学の博士号を取得。
サムラ東洋医学大学で東洋医学の博士号を取得。
カリフォルニア州ローランドハイツで開業(2018年に臨床からは引退)。
董景昌先生

董景昌先生は、最も高名な鍼灸師として知られています。
董先生は中国北部の山東省で生まれました。中国が共産党統治下であったころ、彼は台湾に移り、台北に定住しました。
董先生は少ない針で奇跡を起こす事で有名な、伝統的な中医師でした。彼が鍼治療で使用した奇穴やテクニックは独特な物でしたが、正統の鍼治療とも一致していました。ほとんどの場合、患者は鍼を挿入されるとすぐにリラックスできました。
1953年から1975年までの間、4万人以上の患者が董先生の診療所を訪れました。
董先生と楊先生
董景昌先生は寡黙な方だったそうです。生徒の質問にはどんな事でも「自分で観察し、考えてみなさい」と答えられました。この教えにより、楊維傑先生は自由に考え、ひたむきに学習して董氏奇穴の理論を形にしていくことができました。
楊先生は董先生を師事する勤勉な学生でした。1971年に、彼は 導気(導引)という名前の強力で効果的なテクニックを開発しました。このテクニックは、いわゆる「董先生の鍼治療における3つの主要なテクニック」のうちの1つです。他の2つは、 "動気"と "倒馬"です。
1975年、楊先生が「鍼灸経緯」を上梓されたとき、董先生はそれを高く評価し激励されました。同年に董先生が逝去されたあとも、楊先生は伝統的な漢方薬と董氏奇穴の鍼治療を称賛し、広げ、そして高めることに専念し、各地を回っておいでです。
楊先生によって開発され発展された理論や、共有された臨床データは、董先生の鍼治療システムを完成させることとなりました。
過去30年間、楊先生は毎日「日中の臨床、夜間の勉強と研究」を欠かすことなく継続してこられました(2018年をもって臨床からは引退)。そして、彼は自分の調査結果を独占しません。本、雑誌記事、そしてセミナーで、貴重な発見を共有してくださいます。
このような楊先生の弛まぬ努力により、董先生の鍼治療の強力な効果と価値は再確認されていくこととなります。現在、台湾、中国、韓国、米国やヨーロッパ、南米や東南アジアなど、世界中で非常に注目され、鍼治療において必修の知識となっている地域もあります。中国では、現在董景昌先生の鍼治療は大学で教えられるようになっています。

楊維傑来日講習会2020
募集要項
「楊維傑来日講習会2020」は中止となりました
開催日時
令和2年 10月24日(土)~27日(火)
8時開場・受付
会場
御堂会館 4階Aホール
(大阪府大阪市中央区久太郎町4-1-11)
定員
100名
参加資格
鍼灸師、医師
参加費
※早期申し込み割引は6月24日まで
※海外の鍼灸師は医師と同等の参加費となります
鍼灸師【早割】90,000円
鍼灸師【通常】100,000円
医師【早割】120,000円
医師【通常】150,000円
「楊維傑来日講習会2020」は中止となりました。
申し込み
最新情報
※董氏楊氏奇穴に関する情報は、董氏楊氏奇穴勉強会(普及案内板)Facebookページもご参照ください